パートナーエージェント(6181)のIPO新規上場情報

再び婚活系、最近上場する企業が多い業界。マザーズで業績の伸びもいいので、初値はとりあえずOKか？松井証券が幹事団に入るなど、ネット証券が幹事団に並ぶのは注目！

１．注目度…全般的なＩＰＯとしての注目

郵政IPOの注目度に押され気味だが、業績好調の婚活系IPO。
上場時に関しては、ある程度人気が出る銘柄。

ただし、日取り的には資金流入が郵政IPOに流れるため少ないかもしれない。
婚活系上場企業も増えてきた中で、目新しさはどこか？で長期的な投資判断か？

２．割安性…ＰＥＲ，ＰＢＲなど財務情報、価格設定から

2016年3月度の連結予想EPSは90.67円。
想定価格1,160円から計算される予想PERは約12.79倍。

現状の利益の伸びが続くとすれば、割安感あり。
先に上げた類似企業はおおよそPER20倍は超えている。
なお、上場時もその辺りかそれ以上を想定していた向きがあるので、
今回は想定価格がより割安感を感じる。

３．規模…吸収金額と市場、売り圧力関係

吸収金額は約7.68億円（想定価格ベースOA分含む）の小型IPO、
上場市場は東証マザーズで主幹事はSMBC日興証券。

公募売出比は若干売出が高め。

V.C.は第二位の株主の三菱系36万株のみ。
ロックアップがあるが1.5倍で解除となるので、ここはいつかイグジットしそう。

ストック・オプションは150,200円でやや大量にあるが、上場後すぐには行使できない。
ただ結構お買得価格で権利が出ているのは覚えておきたい。

需給面で見れば問題なしだが、銘柄要因より外部要因（郵政IPO前）による
需要の減りがどの程度のものなのかが難しいところ。

４．業種…人気化しそうな業種か？魅力があるかなど

婚活ビジネスはお金儲けの匂いがするが、そろそろ上場企業も増えてきて過剰感あり。
独自性という面では芸能人を使った広告出稿や、
成功報酬型なので本気度を見込める点が差別化されているか？

他社よりは「結婚」への真剣度が違いそう。

５．評価…総合的評価や特記的事項を含める

狙ってかどうかは知らないが、上場前に広告等だった千原ジュニアさんが結婚。
しかも芸能界などでは結婚ブームになっている印象。

多少、上場時に話題性で盛り上がってそうだが、郵政IPOの1週間前になる。
小粒案件で割高感もないので、初値プラスはほぼ確定気味だが、
高騰となると判断が難しくなる。

個人的には判断が難しい、一時的な過疎株こそセカンダリーが行きそうな気もするが、
憶測で勝負するのは危険なので、郵政前に手に入ればラッキーぐらいでよいか？

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です